携帯ストラップの現代
携帯ストラップは根付の事とも言っていますが、西洋的な携帯ストラップは落下防止の滑り止めだけの紐のみです。日本的な携帯ストラップは駒や動物、人形などが紐に飾りとして付いています。最初から携帯電話とセットになっている携帯ストラップは落下防止と紛失防止の為の紐のみです。これは西洋的な携帯ストラップの考え方でしょう。海外の携帯電話には、普及しつつはありますが携帯ストラップをつけるための小さな穴はほとんどないそうです。やはり、世界的にみると昨今の携帯ストラップの人気は日本ならではといえるでしょう。
現代の携帯ストラップ(根付)は、人とは違う飾りとしての差別化と独自性と人気、あとコレクター化が進んで、現代の携帯ストラップは落下防止と魔よけ、飾り、自己表現の手段として多様化しています。変わった携帯ストラップでは 携帯電波をダイオード検波し発光ダイオードを点灯する携帯ストラップや、人形を押す反応で、声が出るものなど様々です。細かなところにも個性を見いだし、無駄なものを無駄と考えずにこだわりをもつというところは日本人の特徴ではないでしょうか。アメリカの影響が大きいといわれながらも携帯ストラップなどは日本オリジナルといえます。
携帯ストラップの文化
携帯ストラップは、江戸時代から続く日本の文化である、と言ったら驚くかもしれません。江戸時代に武士から農民までの誰もが、江戸時代の頃、財布などに根付という物を付けていました。この根付の目的は悪いものから守る魔よけとしていて、財布などを落とさないと言う一部の役目もしていたようです。中国では日本より昔に、それに近い物が有ったのですが少し違うようで、根付と言う現在の姿になっているのは日本固有の文化で、日本人(祖先)が考え出したといわれています。これが、現在の携帯ストラップの文化の始まりではないかといわれています。
携帯ストラップの原型となった根付は、木や動物の骨角に彫刻を施したり、それぞれが個性的な根付けを使っていたようです。やがて、根付は“日本の美”として海外からも脚光を浴びるようになり、根付は全世界に昔の日本の根付を集めるコレクターがいるそうです。珍しく大変貴重な根付は数十万円もの価値があるそうです。毎日持ち歩く大切なものが財布や印籠だったのが、今では携帯電話に変わって、その大切なものを落とさないようにと考えられたのが、根付ではなく携帯ストラップに変化していきやがては、携帯ストラップの方がメジャーになったのです。
携帯ストラップの存在価値
携帯ストラップに限らず、誕生日やクリスマス、バレンタインなどに何も祝ってもらえなかったり、何もプレゼントをもらえなかっただけで「私のこと、ホントに愛してくれているのかな」と不安になってしまう女性ってかなり多いと思います。また、その女性の女友達が同様の価値観を持っていたら「私の彼はいつも奢ってくれるよ」「誕生日にプレゼントがないなんて信じられない」「そんなの、絶対愛してくれていないよ」といった危機感を煽るアドバイスをその女友達から吹き込まれることになります。今後は日本の文化でもある、携帯ストラップを海外にも広めれば、根付のように、日本の携帯ストラップのコレクターが全世界に出来るかもしれません。
男性にとって役に立たない携帯ストラップであっても、女性にとっては愛情を感じる大切なものなのです。一見「役に立たない」携帯ストラップであっても、彼女にとっては彼から貰ったという価値がつく大切なモノになるはずなので、「こんな携帯ストラップでいいのか?」と思っても躊躇せずに愛情を込めてプレゼントしてみると、女性は必ず喜んでくれるはずです。是非、愛情をこめたプレゼントをしてみてください。そんな感じでプレゼントしない男性陣って一見ケチそうに見えまが、実はそんなことはなかったりします。確固たる理由があれば喜んでお金を出すことが多いです。